指先で描くジェスチャーであらゆる操作が可能〜Safariを凌駕する多機能ブラウザ『Dolphin Browser』

08/31/2011

『Dolphin Browser
』は、iPhone・iPod touch向けにリリースされた無料のサードパーティ製ウェブブラウザです。

既にAndroid端末向けに公開され、軽快な動作と豊富な機能で人気を集めているアプリです。

とくに、指先で描く「ジェスチャー」では、ブラウザのほとんどの操作が行え、カスタマイズすることでどんどん便利になっていきます。

開発元によるイメージ動画がこちら。

画面レイアウトは、画面上にアドレスバー、下にメニューという標準なものを採用。

ユニークなのは、画面左端から中央に向かってフリックすると「ブックマーク」が表示されるというもの。

逆に右端から中央に向かってフリックすると、「ツールバー」が表示されます。

例えばここで「Full Screen」をタップすると全画面表示となり、画面をより広く使いたい場合に便利です。

また、「Settings」で、「Desktop Mode」を選択すると、iPhone向けに最適化されたサイトのオリジナル(Mac/PC向け)を表示することもできす。

タブ・ブラウジングに対応し、画面トップのタブをスワイプして、タブを切り替えることができます。

「New Tab」をタップすると表示される「Speed Dial」によく使うサイトを追加しておくと便利でしょう。

また、画面下のメニューのタブボタンでは、Safariと同じようなタブの切り替えが可能。

Safariにはない、「Close All」があるのも嬉しいところです。

このブラウザの最大のウリは、やはり「ジェスチャー」による操作といえるでしょう。

画面下のメニュー中央にある「指のアイコン」をタップすると、ジェスチャーを書き込むエリアが表示されます。

ページ内の移動、リロード、タブの操作など、あらゆる操作をジェスチャーで行うことが可能。

「ジェスチャー」は、一般的な操作だけでなく、特定のWebサイトへのジャンプにも使用できます。

例えば、「G」と描くと、Googleのサイトがロードされます。

新しいジェスチャーを登録することもできます。

ジェスチャーのデザインを自分で決めることができますが、「一筆書き」(推奨)、既に登録されているものと似ていない、といった制約があります。

下は、試しに「なると」状のジェスチャーを当サイトにアサインしてみたところ。

これまでに公開されたサードパーティ製のブラウザは、どれも一長一短という印象でした。

リリース直後のためさらなる検証が必要ですが、使い慣れたSafariからの乗り換えを検討してしまうほどの機能と魅力を備えたブラウザではないでしょうか。