『Anomaly Warzone Earth 』は、侵略側と防衛側を逆転させた、新しいタイプのタワーディフェンスゲーム(TD)です。
プレイヤーが侵略側となり、編隊を組んで敵のタワーを攻撃。殲滅されることなく敵陣奥地へと侵攻し、ミッションを完了させるのが目的です。
高い評価を受けているPC版からの移植タイトルで、単に発想がユニークなだけでなく、ゲームとしての完成度も非常に高いアプリです。
まずは動画で、そのクオリティの高さをお確かめください。繰り返しますが、タワーが敵で、隊列がプレイヤーです。
ミッション(作戦)とよばれる15のステージがあり、プレイヤーはそれらを順番にクリアしていきます。
ミッションの解説は英語で表示されますが、倒す敵と目的に関するもので、読み飛ばしても問題ありません。
難易度は3段階から選択が可能。
はじめはやさしい「CASUAL」からスタートしての全てをクリアし、2周目はより難しい「ADVANCED」に挑戦する、という遊び方をおすすめします。
次に、敵陣のマップ上で、侵攻するルートを決定します。
赤いマークが敵のタワー。
交差点・分岐点をタップすると、ルートを変更できます。
ルートの選択がミッション成功の鍵を握ることもあり、このゲームの楽しさのひとつでもあります。
ルートが決定したらミッションに使う編隊を組みます。
攻撃型・防衛型、シールドなど、それぞれ特徴のある「UNIT」を、与えられたクレジットで購入していきます。
ユニットはクレジットを使ってアップグレードすることも可能。
この当りのさじ加減で勝負が決まるのは、通常のTDと似ています。
編隊を組んだら、いよいよミッションをスタート。
攻撃は自動で行われます。
プレイヤーは、画面左に並ぶ「Ability (アビリティー)」と呼ばれるものを適宜投入することで、戦況を有利に進めることができます。
例えば、スパナのマークのアビリティーを置くと、そこを通ったユニットのHealthが回復。
電波のマークの「DECOY (おとり)」を置くと、一時的に敵の攻撃をそらすことができます。
ステージが進むにつれ、選択できるユニットが増え、また敵の攻撃も激しくなります。
試行錯誤しながら、ついに敵の陣営を殲滅したときは達成感すら感じさせます。
ミッションに失敗した場合でも、チェックポイントから再開できる機能があり、ちょっとしたミスのせいで全てやり直し、という心配がありません。
ミッションをクリアする度に適度に難易度がアップし、プレイヤーのチャレンジ精神をうまく刺激するようにデザインされているようです。
タワーディフェンス好きの全ての方におすすめしたい、久々の優良タイトルだと思います。
Anomaly Warzone Earth
ゲーム:153.0 MB
価格:¥240
開発:Chillingo Ltd