キズの付いたiPhone 3G(3GS)のクロームベゼルを磨き、ヘアライン調にする方法を紹介します。
iPhone 3Gの発売から2年半ほどが経過しましたが、今なお現役で活躍している端末も少なくないと思います。
新品の時は鏡のように輝いていたクロームベゼルも、多かれ少なかれ下のようなキズがついてしまっているに違いありません。
そんなみるからに「くたびれた」外観のiPhone 3G(3GS)をリフレッシュする方法がないか調べてみたところ、YouTubeでいくつか紹介されていたので、さっそく試してみました。
【注意】今回試した方法はiPhoneの改造にあたる可能性があり、アップルからの保証・修理を受けられなくなる場合があります。また、キズの深さ・種類によっては効果が得られないことがあります。いちど行うと元に戻すことはできません。当サイトはこの方法を実践することによるいかなる破損・損害を補償しかねます。試す場合は自己責任でお願いします。
iPhone 3G・3GSのクロームベゼルを磨いてヘアライン調にする方法
この手法は、クロームベゼルについたキズを研磨剤入りスポンジで磨き、ヘアライン調にすることで、キズを目立たなくするというものです。
用意するものは、
- 3M社製『Scotch Brite
』 - ビニールテープ
- カッターナイフ
の3点です。
3Mのスポンジ『Scotch Brite
』は、研磨剤の粒子・硬さが適しているようです。スーパーやホームセンター、アマゾン
などでも販売されています。
ビニールテープはマスキングとして使用します。
通常のマスキングテープよりも研磨に強く、また伸縮性が高いので、曲面の多いiPhone 3Gでの使用に適しているようです。100円ショップで販売されているもので構いません。
まずは、クロームベゼルとiPhone 3Gのバックパネルの境界線に沿って、ビニールテープを貼っていきます。
ベゼル沿いにバックパネルが露出していると、その部分が削られてしまうので、細心の注意を払いながらマスキングをします。
画面側も同様に、クロムベゼルに沿ってビニールテープを貼ります。
直線に合わせてタテ・ヨコ4本。少しはみ出しておくのがポイントです。
次に、液晶のガラスパネルとクロームベゼルの隙間にカッターの刃を入れ、余分なビニールテープを切り離します。
カッターの刃はなるべく浅く、テープだけを切るようにしましょう。
これでマスキングは完成。
ガラスパネルはそれなりに強度があること、また角度的にスポンジが当たりにくいため、多少いい加減でも問題ありません。
いよいよ『Scotch Brite
』の研磨剤が付いた緑側の面でクロームベゼルを研磨していきます。
綺麗に仕上げるためには、スポンジをベゼルに対して平行にのみ動かすようにします。
研磨のはじめはあまり力を入れず、様子をみながら次第に力を入れていきます。
キズの程度にもよりますが、一辺につき50回程度が目安でしょうか。
下は研磨の途中経過。キズがほとんど目立たなくなりました。
せっかくなので、スリープ・ボリュームのボタンも研磨することにしました。
こちらが完成した端末。マスキングから磨きまで、作業の全行程は約30分ほどでした。
沢山あったキズはほとんど無くなり、なかなかキレイなヘアラインが出来上がりました。
ボタン類も磨いたことにより、ベゼルのデザインと一体感が生まれた印象です。
比較のために、加工していないiPhone 3GS(上)と並べてみました。
今回はiPhone 3Gで試しましたが、iPhone 3GSのベゼルでも同じ手順で行えるはずです。
あくまで「自己責任で」となりますが、愛着のあるiPhoneを永く使いたい人の参考になれば幸いです。