iPhoneのカメラで立体の3Dスキャンができるアプリ『Trimentional』


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3Dの原理は古くから知られていますが、最近になって映画・テレビ・携帯ゲームなどへの応用が広がり注目を集めているようです。

3Dの映像作成・立体のモデリングには専用の機材やソフトが必要となり、価格もそれなりにするので、一般への普及はもう少し先になるかもしれません。

この『Trimensional
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』は、そんな3Dの世界をiPhone(および第4世代のiPod touch)だけで手軽楽しむことができる、3Dスキャナーアプリです。


iPhoneのカメラを使い立体から3Dの物体を合成する「3Dスキャナー」で、撮影した物体の正面だけでなく角度を変えて表示することができます。

「3Dスキャン」というと難しいようですが、上の動画にあるように、

  • 部屋を暗くする 
  • 画面の明るさを最大にする
  • シャッターボタンを押す

という簡単なステップで撮影が完了。

あとは自動で処理され、下の写真のように立体モデリングされた画像をみることができます。

app_photo_trimentional_1.jpg app_photo_trimentional_2.jpg

綺麗に撮影するためには、部屋を完全に暗くする必要があります。昼間であれば、窓のない部屋がおすすめです。

また、カメラの自動露出が安定するのを待ってから、シャッターボタンを押すと良いようです。

設定画面もシンプルで、撮影後に結果を表示するか、自動でスイングするか、の指定のみ。

app_photo_trimentional_3.jpg app_photo_trimentional_4.jpg

撮影に要する時間はわずか数秒で、下のようなパターンが1秒程度の間隔で表示されます。

上下左右の4方向から照明を当てて、それぞれの影の差異から奥行きを割り出す、という仕組みのようです。

液晶画面を照明として使うため、暗い部屋や液晶の明るさを最大にする必要があるのですね。

app_photo_trimentional_5.jpg app_photo_trimentional_6.jpg

いくつかの立体をスキャンしてみましたが、顔面の撮影を想定して設計されているのか、人の顔が最もそれらしい出来上がりでした。

app_photo_trimentional_7.jpg app_photo_trimentional_8.jpg

被写体までの距離や撮影する角度などによって結果が大きく影響を受けるので、試行錯誤が必要かもしれません。

あくまで「簡易3Dスキャナー」であり、画質・精度もそれほど高くありませんが、その撮影方法と簡便さは、アイデアの勝利といったところでしょうか。

【注】アプリを利用するには、フロントカメラが必要です。

タイトル Trimensional
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カテゴリ App Store >写真
開発 PhloSoft
対応機種 iPhone 4・第4世代 iPod touch
価格 85 円