「iAd」は、アップルが自ら運営するiPhone・iPod touch向けの広告ネットワークで、サードパーティ製アプリに広告を配信するもので、
- iPhone OSに組み込まれる広告配信のサービス
- 動画やミニゲームなど、リッチでインタラクティブな広告
- アプリを終了せずに広告を表示
- アップルが広告配信のサーバーを提供
- 収益は40%をアップル、60%を開発者が受け取る
といった特徴があります。
平均的なiPhoneユーザーは、1日あたり約30分間アプリを使うとされ、検索などに費やす時間よりも長く、アプリ内に広告を表示することが重要といわれています。
今回の提携では、電通が子会社のサイバー・コミュニケーションズを通しての日本における広告の販売と制作を全て請負い、アップルは配信のみを行う、という内容になっています。
配信の時期は「2011年の早い時期」と発表するにとどまり、明確な時期は明らかになっていません。
広告収益の60%がデベロッパーにまわることで、開発コストの回収・収益化への選択肢が増え、これまで以上に無料または低価格なアプリが充実することになるかもしれません。
【リンク】 アップル – プレスリリース