App Storeには「クロック」というジャンルを追加してもよいほど、数多くの時計アプリが存在します。
大きく時刻を表示するだけのシンプルなものから、アナログ時計風のものまで実に幅広いセレクションがあります。
しかしながら、この『Touch LCD-Designer Speaking Clock
』ほど、デザイン・機能にこだわった時計アプリはこれまで無かったかもしれません。
モノクロの液晶時計の質感に徹底的にこだわったデザインで、充電中などにiOSデバイスをエレガントな置き時計として使うことができます。
まずはその動作を動画でご確認ください。
バックライト付きの液晶をシミュレートした画面は、細部まで精密に造り込まれています(スクーンショットをクリックで拡大)。
そして搭載されている機能、設定項目の数にも驚かされます。主なものを挙げると、
- 時刻を音声で読み上げ(英語のみ・3パターン)
- 曜日毎に設定できるアラーム
- 5色のカラーリング
- 世界時計
- iPadでも使えるユニバーサル・サポート
- 輝度調節
- ナイトモード
- ストップウォッチ
- タイマー
時刻の音声読み上げは、画面をタップしたとき、毎時、15分置きなど、細かく設定することができます。
また、読み上げ方法が3つ用意され、たとえば「10:50AM」を「Ten fifty AM」と読ませたり、より自然な英語に近い「Ten minutes to eleven in the morning」と読ませることも可能です。
本体の方向を感知して自動的にレイアウトを調節。タテの画面では1つのサークルで表示していたものが、2つに分割したデザインに変わります。
中央の時計をフリックすると、ノーマルなデジタル時計表示になります。もちろん設定で12H・24Hの切替えが可能。
画面の上にはアラームの時間と残り時間を表示。ここもフリックすることで世界時計の表示に変えることができます。
100分の1秒単位で測れるストップウォッチ機能。
他のアプリに切換えても計測を続けるので、長い時間を測る場合も安心です。
画面のカラーは、デフォルトのブルーの他に、グリーン、アンバー、レッド、ホワイトの全5色から選択が可能。
左下の「月」のアイコンをタップすると、バックライトが消えたナイトモードになります。
あまりにも自然なので使い始めてしばらくは気付かなかったのですが、本物の液晶画面に触れた時にできるリングのようなものまで再現されています(左下の画像)。
また、美しくデザインされた詳細なマニュアルがPDFで用意されているのもポイント。
英語ではありますが、iBooksで読むこともでき、本物の時計を購入したような気分にさせてくれます。
iPhone・iPod touch・iPadの全てに対応したユニバーサルアプリで、iPadを持っていても別途購入する必要がないのも嬉しい点です。
また、スタンドを持っていないユーザーの為に、ペーパークラフトによるスタンドの公開も予定しているそうです。まさに、至れり尽くせり、という言葉がピッタリのアプリかもしれません。
Touch LCD – Designer Speaking Clock
ユーティリティ:17.3 MB
価格:¥170
対応:iPhone・iPod touch・iPad
開発:Gareth Clarke