テザリングの隠し機能をもったiPhoneアプリが、アップルの審査を通過してApp Storeで公開されていたようです。[source: MacRumors ]
「テザリング」は、iPhoneの3G回線を使ってMac/PCなどからインターネットへ接続する手法で、モバイルに比べネットワークの帯域を大量に使用するため、キャリアによって無効・または有料のオプションとして提供されています。
App Storeに公開され、ほどなく削除された「Handy Light」(115円)というアプリは、シンプルな懐中電灯を装いつつテザリング機能を搭載。
イースターエッグのように、特定の順序(青>黄>赤>画面右上)で懐中電灯の色を変えると、本来無いはずの紫色の画面になり、テザリングが有効になる仕組みが仕掛けられていました。
「Handy Light」既にApp Storeから削除されていますが、同じ開発者による他のアプリは現在でも公開されています。
App Storeでは、過去にもテザリングを可能にする「NetShare」(1,200円)というアプリが一時的に公開された例がありますが、機能を隠して審査をする抜けるかたちでの登場は今回が初めてかもしれません。
今回は(ある意味で)ユーザーにとって嬉しい機能が隠されていましたが、悪意のある機能が隠されたアプリがアップルの審査をかいぐぐる可能性も否定できません。
また、この事例によって審査のプロセスに与える影響も考えられます。