コインパーキングなどで知られる「三井のリパーク」が、iPhone用ARアプリに駐車場の空き情報をリアルタイムに提供するサービスを開始しています。[source: ニュースリリース ]
無料のAR(拡張現実)アプリ『Layar Reality Browser
』(レビュー)向けに情報を提供するもので、GPSによる現在位置および電子コンパスによる方位を利用し、iPhoneをかざすと周囲の空き駐車場を現実世界の映像と共に表示します。
『Layar Reality Browser
』は、情報ソースの「レイヤー」を自由に追加することができるARアプリで、今回のリパークの情報は”「今から」停められる駐車場検索サービス“というレイヤーとして配信されます。
レイヤーを追加しiPhoneをかざすと、カメラから映像を表示。その上に重ねるようにして、空き駐車場の方向に「空車」というアイコンを映します。
下には駐車場の名前、現在地の距離、収容台数などが表示されます。
ポイントカードや千円札の利用、領収書の発行が可能かどうかを確認することができます。
「ルート案内」をタップするとGooleの経路検索で現在地からの道順を表示します。
高さの制限などのより詳しい情報は、「詳細情報」から確認が可能。
運転中の使用は法律で禁止されており、利用できるのは車両を完全に停止した状態、または同乗者がいる場合に限られることはいうまでもありません。
スマートフォン向けに、駐車場の空き情報を「リアルタイム」で配信するのは業界初の試みとのことですが、ユーザーおよび駐車場業者の双方にメリットがあるサービスであり、他社の追随を期待したいところです。