iPhoneを発熱させてカイロ代わりにする『Pocket Heat』-今日のアプリ第505回


Pocket Heat
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Pocket Heat

暖冬というわりには厳しい寒さが続いていますが、この時期に活躍するのが手軽に使える使い捨てのカイロです。

そのカイロをiPhone・iPod touchで代用してしまおう、というのが『Pocket Heat
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』というアプリです。

あえて処理負荷をかけて電力を消費させ、発生する熱で温まろうという発想です。

iPhone・iPod touchに限らず、他の携帯電話やパソコンなどでも、CPUなどの処理負荷が高くなるに従って消費電力が大きくなる傾向にがあります。

本来、このような電子機器にとって発熱は「厄介なもの」ですが、それを逆に利用してカイロにしてしまうというアイデアです。

アプリ自体は、伝熱線と熱を調節するスライド式のスイッチだけというシンプルなもの。

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スイッチをオンにすると伝熱線が赤くなり始め、同時にファンの音が鳴りはじめます。

「HOT」という警告を無視して指で触れると、「ジュッ」という音と共に煙が立ち上るという演出まであります。

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調節を最大にするとファンの音が騒々しくなるとともに、ヒーター部分がより明るくなります。

アプリ起動時に「現在位置利用」のプロンプトが表示されるのは、消費電力を上げるためにGPSを使用しているためで、位置情報が送信されることはないそうです。

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説明によると、スイッチを入れてから5〜10分で温まり、華氏で30°(摂氏で16.6°)程度温度が上がるそうです。20°前後の室内でテストしてみたところ、ほんのりと温かくなるのが確認できました。

発熱量が少なく使い捨てカイロの代わりとしては役不足ですが、どうしても指先が冷えて辛いときなどに多少の改善はみられるかもしれません。

開発元はこのアプリがiPhone・iPod touchへダメージを与えることはない、としていますが、使用環境によってはなんらかの影響があることも考えられるのでご利用は自己責任で。

タイトル
Pocket Heat
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カテゴリ App Store > ユーティリティー
開発 Help Appliciate Live
対応機種 iPhone・iPod touch
価格  115 円