ドラえもんには、「ほんやくコンニャク」と呼ばれる食べるだけで外国語を自由に操れるようになる道具が登場します。
その夢にかなり近づいたと感じさせてくれるのが、『Jibbigo音声翻訳-日英
』という音声認識機能を登載した翻訳アプリです。
iPhoneに向かって日本語で短いフレーズを話すと、音声を認識して自動で翻訳。英語の音声で発音してくれます。(英語から日本語も可)
まずはその使い方を解説した開発元による動画をご覧ください。
英語と米語では単語やアクセントが違うため、アプリを起動すると言語の選択画面が表示されます。
日本語を翻訳する場合は画面下の録音ボタンを、英語の場合は上のボタンを押しながら、マイクに向かって発声します。
音声の認識が行われ、数秒後に話した言葉が表示されます。さらにそのご10〜15秒後に対訳表示されます。
旅先での用途を想定しているようで、旅行でよく使うようなセンテンスはかなりの精度で認識されます。
各種設定はアプリ内ではなく、iPhone・iPod touchの「設定」にあるので注意が必要です。
「バックトランスレーション」は、翻訳された文章を再度自動翻訳(例:日→英→日)することで、相手に正確に伝わているかを確認することができる便利な機能です。
このアプリの優れた点は、翻訳に使われるデータベース・エンジンを全てアプリないに持っているため、ネットワークの接続を必要としない点です。
海外ローミングは通信料が非常に高額になる場合があり、オフラインで利用できるというのは重要なポイントです。
地名・人名などが上手く認識されない場合は、データベースに登録されていない可能性がありますが、辞書に登録することで正しく認識されるようになります。
一度翻訳したセンテンスは「ログ」に保存されるので、同じフレーズ・質問などを何度も使う場合に便利です。
昨年英語・スペイン語版(詳細はコチラ)がリリースされて以来、英日版の公開を待っていた方も多いと思います。
処理に時間が掛かるが難点ではありますが、通訳をポケットに入れて持ち歩けるということは、まさにドラえもんで見た夢そのものかもしれません。
App Storeの中では高額に思われる価格設定ですが、旅先などで十分その価値を実感できるのではないでしょうか。
【注】処理速度の関係で、iPhone 3GS・iPod touch(Fall 2009)にのみ対応しています。
タイトル | Jibbigo音声翻訳-日英 |
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カテゴリ | App Store > 旅行 | ||
開発 | Jibbigo LLC | ||
対応機種 | iPhone 3GS・iPod touch(Fall 2009)(要マイク) | ||
価格 | 1,200 円 |