『Weightbot』『Convertbot』などに美しいユーザーインターフェイスとロボット風のギミックが特徴のアプリを開発するTapbotsから、第3弾となる『Pastebot
』がリリースされています。
iPhone・iPod touchのクリップボードを高機能化するもので、コピー&ペーストを便利にしてくれます。
iPhone OS 3.0から可能になった標準のコピー&ペースト機能では、テキストや画像などのデータを選択してコピーし、別の場所・アプリにペーストすることができます。
英語ですが動きがよく分かるデモ動画がありました。
『Pastebot
』は、コピーされたデータ(クリッピング)が保存されるクリップボードを拡張するアプリで、
- クリッピングを最大99件まで自動保存
- クリッピングをフォルダに保存・分類
- コピーした画像へフィルターをかける
- クリップしたテキストの検索・置換
- Wi-Fi経由でクリッピングをMacとの間で送受信
といったことが可能になります。
海外の開発会社にも関わらず、完全にローカライズ(日本語化)され、ヘルプも充実しています。
初回起動時にはチュートリアルで基本的な使い方を教えてくれます。
メールやSafariなど、他のアプリでテキスト・画像などをコピーし、『Pastebot
』を立ち上げます。
使い始めると頻繁に起動するようになるため、アイコンをホームスクリーン上のアクセスしやすい場所に置いておくことをおすすめします。
データが自動的に読み込まれ、最大99件まで入る「クリップボード」に保存されます。
テイストのデータに対しては、HTMLタグの追加・大(小)文字変換・検索置換などが可能。
画像は、回転・クリッピングや、セピア・白黒といったフィルターをかけることもできます。
本来の機能とは別に、MacとiPhoneの間でコピー&ペーストが行える「Pastebot Sync」がという機能もあります。
無料で提供されているMac OS用ソフトをインストールしデバイスを登録すると、まるでiPhoneから直接貼り付けたようにワンタップでMacへデータをペーストできます(逆方向も同様)。
これまでの2作で世界的に知られるようになったTapbotsですが、デザイナーとプログラマーのたった2人で運営されています。
WWDCでプログラマーの方とお話をする機会があり、「じっくりと時間をかけて納得したものだけをリリースする」「クオリティーを維持するためチームを大きくすることは考えていない」など、並々ならぬこだわりを持っているのが印象的でした。
開発に6ヶ月をかけたというこの『Pastebot
』も、見た目のよさやギミックだけでなく、考え抜かれた機能・使い勝手が凝縮されていることを感じさせてくれます。
タイトル | Pastebot |
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カテゴリ | App Store > 仕事効率化 | ||
開発 | Tapbots | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch | ||
価格 | 350 円 |