高額なローミングチャージを払わずに海外でiPhone 3Gを使う方法

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海外でiPhoneを利用すると、驚くほど高額なデータ・ローミングチャージを請求されることがあります。

請求が怖くてせっかくの便利なiPhoneの電源をOFFにしておくのはもったいないので、海外で使う際の注意点や安く利用する方法をいくつか紹介したいと思います。

【注意】以下の情報はMacWorld、WWDCでサンフランシスコを訪れた際の経験をもとにしており、他の国・地域では状況が異なる場合があります。また、高額な請求の回避を保証するものではありませんので、利用は自己責任でお願いします。

 

恐ろしいデータ・ローミングの請求額

iPhoneはメール・Webサイト閲覧・マップや動画など、PCやMacと同等に使えるのが魅力ですが、送受信するパケットの量も膨大になります。

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もちろん国内では、「パケット定額フル」によって上限が決められているため、パケット代を心配する必要はありませんが、旅行や出張で海外へ持って行った場合、現地での利用は「パケット定額フル」の対象外となり、1日あたり数万円という高額な請求をされる可能性があります。

例)
iPhoneを使用して、20万円くらいの請求がきました。
iPhone海外利用/意図せぬ高額利用の請求で困っています。

海外ローミングでの利用料金は、ソフトバンクのこちらのページに詳細が記されています。例えば、

SMSの送信: 1通 100円 (140バイトまで)
Webサイト閲覧: 1ページ 500円 (250KBのページの場合)

といった金額が請求されることになります。

海外へ到着すると、一応ソフトバンクから「海外での利用方法のご案内」というSMSが届きますが、注意をしていないと上のような悲劇を招く恐れがあります。

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iPhoneの場合データのプッシュなど、意図しなくてもデータ通信が行われている場合があるので、機内で使う「フライトモード」のままにしておくとのが安全です(心配な方は、データローミングをオフ・プッシュをオフ、さらにSIMカードを取り除くなどをすると万全です)。

 

Wi-Fiを最大限に利用する

「フライトモード」で高額な請求を避けるように設定したら、iPhoneをWi-Fiだけで利用するようにします。(フライトモードでもWi-Fiをオンにすると使えます)

Wi-Fiを使えばメールやWeb閲覧はもちろん、Skypeなどで日本へ格安で電話をかけることもできます。マップアプリで周囲の地図を表示しておけば、外出した際にキャッシュされた地図を確認することも可能です。

北米の空港ではT-MobileやAT&T他の公衆無線LANサービスが充実しており、概ね$10/日程度で利用することができます。

ホテルによっては宿泊者に対して部屋やロビーで使える無線LANサービスを無料〜$15/日程度で提供していることもあるので、宿泊先を決める際にチェックしておくとよいでしょう。

また、アメリカの都市部ではブロック毎にあるのではないかと思うほど沢山あるスターバックスで、Wi-Fiが利用できることを覚えておくと便利です。

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店内で使える$5のプリペイドカードを購入し、裏面にある16桁のコードと8桁のPINでユーザー登録をすると、店内に設置されているAT&TのWi-Fiを1日あたり2時間まで利用できます(30日間有効)。

街中では場所によってはフリーのホットスポットも存在しますが、速度が遅かったりセキュリティー面でリスクがあるので、最後の手段とと考えた方がよいかしれません。

 

AT&Tのプリペイドプランを使う

北米でAT&Tが提供するプリペイドプラン「go phone」を使うと、海外ローミングより遥かに安く(約100分の1)iPhoneでパケット通信を行えます。

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Wi-Fiのように場所を制限されることなく、メールやTwitterのチェックやといった軽めのパケット通信を比較的低料金で利用できます。

【注意】国内で販売されているiPhone 3Gはソフトバンクのネットワークでのみ利用できるように”ロック”されています。他のキャリア(ここではAT&T)のネットワークで利用するには、Unlockをする必要があります。

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AT&TのショップにiPhone/iPhone 3Gを持ち込んで、「go phone」を使いたい旨を伝えると、”Unlockしてあるか?“と聞かれます。

端末がどこのキャリアのものかも聞かれることもなく、プリペイドの代金だけ払えば新しいSIMカードを入れてくれます。

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go phone」の最低料金は$25ドル。これにはSIMカードと電話番号(90日間有効)が含まれています。ここで忘れてはいけないのは、データー通信割引の”Media Net”パッケージを追加することです。

デフォルトデータ通信の料金は1KBあたり1セント(約1円)と、データーローミングの1KBあたり2円の半額程度と已然高額です

そこで、チャージした$25の中から”Media Net“のパッケージ(100MBあたり$19.99)を購入し、1KBあたり約0.02円で利用できるようにします。

親切は店員はこのあたりの手続きをすべて行ってくれますが、そうでない場合もあるの”Media Net (100MB)”の購入を確認しましょう。

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プリペイドで携帯電話を使うと、利用の度にSMSのように残高を送信してきます。チャージの追加はドラッグストアなど売られているカードを購入し、自動応答システムで24時間行うことができます。

国によってプリペイドサービスの事情は違うと思いますが、できるかぎり事前に調べて、現地のショップで確認してみることをお勧めします。