『Undercover
』は、iPhone・iPod touchを紛失または盗難にあった場合に、現在地を通知してくれるアプリです。
常時持ち歩くデバイスなだけに、そのような不運に見舞われる可能性も全くないわけではありません。
このアプリを起動すると、ゲームをロードしているようにみせかけ、その間にGPSで現在位置をメールで送信。専用のWebサイト上で場所を確認できるようにします。
App Storeには既にいくつか似たようなアプリが存在しますが、この『Undercover
』のOrbicule社はMac OS向けにも同様のアプリケーションを開発している実績があり、信頼性・機能面で優れているようです。
アプリをインストール後、起動してアカウントの登録を行います。位置情報の利用については、必ず”OK”を選択してください。
メールアドレスと自由に選んだデバイスの名前を入力して登録をします。紛失・盗難時の場所の連絡にも使われるので、「[email protected]」以外のメールアドレスを使用することをお勧めします(登録情報はWebで後から変更することも可能)。
私はここで間違ったメールアドレスを入力してしまい、一時登録できない状態になりましたが。サポートへ連絡したところ、親切な対応で修正してくれましたが、余計な手間が増えてしまうのでご注意ください。
登録されたアカウントでWebのインターフェイス(https://www.retrievemyiphone.com/)ヘログイン。デバイスの位置の確認、盗難・紛失などの状態の変更などを行います。下のようにひとつのアカウントで複数のデバイスを管理することもできます。
GPSのないiPod touchでもWi-Fiの電波を使った位置情報は取得できますが、使える場所が限られていることや、サーバーにデータを送信するためのネット接続が前提なので、iPod touch用としての購入はあまりおすすめできません。
通常の状態では、『Undercover
』を起動する度に現在地を記録します。アプリとGPSが動いていることを確認するために使います。
iPhone・iPod touchを紛失した場合は、”Report Lost“タブで日付などの情報を入力し、デバイスを”Lost“のモードにします。
“Finder’s Message”は拾ったひとへのメッセージを書く欄です。また、見つけた際に連絡して欲しい番号を入力しておきます。
“Lost“のモードのデバイスからアプリを起動すると、上で入力したメッセージが表示されます。
現バージョンでは日本語が文字化けするため英語で入力しました(サポートへは日本語への対応をリクエスト済)。
“Call Owner“のボタンを押すと、登録した電話番号へ発信します。
紛失ではなく盗まれた場合は、”Report Stolen“から情報を入力し、”盗難モード”に切換えます。
“Police Details“にメールアドレスを入れておけば、犯人がアプリを起動した際に情報を受け取ることができます。
このモードでは、アプリを起動すると”Loading Game“と表示され、ゲームを読込んでいる振りをしつつGPSのデータをサーバーへ送信します。
iPhoneのGPSは精度がよいので、建物などの遮蔽物がなければかなり正確に場所を示してくれます。
Webサイトの操作や細かな設定ができるところなど、他のアプリに比べると充実しているという印象を持ちました。また、このアプリを使ってい盗難に遭い、戻ってこなかった場合はアプリの代金を返金する、という制度もあります。
しかしながら、盗んだ犯人や拾った人がアプリを起動しないと役に立たないため、あくまで保険として捕らえ、過度の期待はしない方がよさそうです。
タイトル | Undercover |
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カテゴリ | App Store > ユーティリティー | ||
開発 | Orbicule | ||
対応機種 | iPhone | ||
価格 | 600 円 | レーティング | ★★★☆☆ |