iPhoneやAndroid向けのGPSを利用したMMORPG(多人数同時参加型オンラインゲーム)、「Parallel Kingdom – Age of Gathering」が、3月28日より開始されるようです。
このゲームの特徴は、プレーヤー同士の対戦、アイテムの収集というMMORPGの機能に加え、携帯端末に内蔵されているGPSを利用しているという点です。
GPSによってプレーヤーの現在位置を特定し、その情報を元にゲーム内のプレーヤーの位置を決めます。つまり、現実の世界での移動がそのままバーチャルな世界に反映されます。
現実の世界で歩いていてると、仲間のプレーヤーに遭遇したり敵に攻撃される、ということが起きるようです。
下の動画はそのコンセプトを分かりやすくデモンストレーションしています。
昨年10月に、おそらくテスト運用的な意味で第一作(ステージ)となる『Parallel Kingdom – Age of Exploration』が地域を限定してスタート。
日本のApp Storeでは公開されていませんが、iPhone用のアプリもリリースされています。以下はその時のスクリーンショットです。
現実の地図上にプレーヤーが配置され、チャットや対戦が行えるようです。
コンセプトからアルファ・バージョンの完成までわずか2ヶ月というスピードで開発。そのため画面からは荒削りな印象を受けますが、競合する企業がいない分野だけに、早く動いたものが勝ち、という戦略なのかもしれません。
非常に面白いアイデアだと思うのですが、ある程度プレーヤーの密度がある場所でないと楽しめない可能性があります。
逆に考えれば、SNSと同様に、いったん参加者が増え始めると爆発的に人気が高まるポテンシャルもあります。FacebookやTwitterといった、既に利用者が多いSNSとの連携があると、普及に弾みがつくかもしれません。
3月28日に開始される「Parallel Kingdom – Age of Gathering」では、日本を含む世界中で利用可能になるようなので、楽しみに待ちたいと思います。