クレイアニメ調のほのぼのとした横スクロール・シューティング『Platypus』 – 今日のアプリ第308回

12/11/2008

クレイアニメ(粘土のかたちを少しづつ変えながら作成するアニメーション)というと、『ガンビー』や『ウォレスとグルミット』などの、独特の雰囲気がある作品を思い浮かべるひとも多いと思います。

今日のアプリは『Platypus
』は、クレイアニメ調の横スクロール・シューティングゲームです。

スクリーンショットをみてもらうと判ると思いますが、粘土の質感を再現したグラフィクスはかなり本物に近く、クレイアニメのほのぼのとした世界感を味わうことができます。

もともとPC向けにあった同タイトルを移植した物のようですが、コントロールはiPhone・iPod touch用に最適化されるので、プレイしていて違和感はありません。

とにかくバンバン撃っていくゲームなので、ヘルプのセクションは用意されていません。

コントロールは、「TILT(加速度センサー)」「TOUCH(タッチパネル)」の2種類から選べます。

加速度センサーでのコントロールは楽しいものの細かい操作がしにくく、タッチパネルはより細かく操作できる代わりに、自分の指(手)で画面が遮られるとうデメリットがあります。

どちらを選択するにしても、「SETTINGS」の画面での調整で操作感が変わってくるので、必ず事前にセッティングをしておきましょう。

デフォルトでは連射モードになっているのため、コントロールは自機の移動だけで済みます。

敵機は画面右からくるのが基本ですが、大きな敵が左からゆっくりと出てくることがあるので、下がりすぎには注意が筆王です。

自機はもちろんのこと、敵機や砲弾、背景や爆発まですべてがクレイアニメ調で描かれています。

ノーマルの武器は連射スピードがパワーがありませんが、ときおり出現する赤い敵機の編隊をすべて爆破すると、パワーアップの星が表示されます。

パワーアップには時間制限があり、画面左上に残りの時間が表示されます。

イエローの星を取ると、3方向に弾を発射することができ、より広い範囲の敵を攻撃できます。

グリーンの星は、敵機とそれが発射した弾まで破壊する強力な武器ですが、遠くまで撃つことができません。

この他にも連射スピードの速いブルーや、ミサイルを発射できるレッドなどがあります。好みや相手に併せて選ぶとよいでしょう。

大きな敵キャラは一撃では破壊されず、複数の弾を撃ち込む必要あります。徐々に穴が開いていく様子もクレイアニメ調なのがいい感じです。

なかなか難しいのが、空に浮かぶ機雷の場面です。機雷を破壊すると小さな弾が飛び散るので、それを避けるのに細かなコントロールが要求されます。

　各面の終了時に倒した敵機の比率でボーナスポイントが加算されます。

10,000ポイント毎に自機が追加されるので、より多くポイントを集めると長くプレイができる仕組みになっています。

本物のクレイアニメのような質感と動きで、なんとも言えない雰囲気を持ったゲームです。

シューティングゲームとしても、適度な難易度と豊富な敵の種類で遊びごたえがある作品だと思います。