アップルが、初期出荷の「iPhone 3G」ファームウェア(build 5A345)に修正を加えたとみられる、最新のバージョン(build 5A347)を配布しています。
このファームウェアは、「iPhone 3G」が工場から出荷された後のビルドとみられ、7月12日の「iPod touch 2.0」では、既にこのビルドが使われていました。
iPhone にインストールされているファームウェアのビルドは、「設定」>「一般」>「情報」、から確認することができます。
アップルは修正の内容について公表していませんが、ネット上の情報を総合してみると、
- 頻繁に落ちていたSafari が安定性が向上
- 日本語入力で反応が遅くなることが軽減
- App Store のアプリが起動しない、などの問題を解消
- GPSの位置取得までの時間が短縮
- 画面の黄ばみが改善
などが含まれているとされています。
いずれも未確認の情報で憶測の域を出ませんが、アップグレードして1日ほど使用した感想としては、全体的に安定性が向上した、ように思われます。
ファームウェアの更新は、iTunes で iPhone を選択し、”復元”を押して行います。
追記 (7/17): 改善内容は確認されていません。また、コメントを頂いているように、”復元”の実施で問題が起きた方がいるようです。よって、初代iPhone・iPod touchで復元作業に慣れている方以外にはお勧めしません。アップルが”更新”でリリースするのをお待ちください。
【注意】 ファームウェアのアップデートは一定のリスクを伴いますので、必ず次の点を確認してから実行してください。
- 現在とくに不具合が無い場合はアップデートの通知があるまで無理に行わない
- iTunes 7.7以降のインストールされたPC/Macに接続し、バックアップ(デフォルトでは毎回起動)を完全に終了させておく
- 通常は、連絡先、メール、音楽、各種設定は保持されますが、万が一に備えてメモやオリジナルの保存などしておく
- データの量やPC/Macの処理速度によって、時間がかかる場合があります。時間に余裕がある場合のみ行う
規約への同意の後、復元プロセスは自動で行われます。
新しいファームウェアのインストール後に、”新しいiPhoneとし設定”か、”バックアップから復元”するかを聞かれるので、”復元”を選びます。
質問・不明な点などありましたら、フォーラム で受け付けていますのでご利用ください。