PS3やiPod などの”Teardown Analytis (部品解析)”でおなじみの iSuppli社が、「iPhone 3G」の部品・製造コストについての分析結果(初期段階)を発表。8GBモデルで173ドル(約18,500円)と予想しています。(source:GIZMODO)
同社が昨年行った「初代 iPhone」の分析は$226(約24,000円)で、「iPhone 3G」では $53(約5,500円)コストを削減できたことになります。(分析結果:GIZMODO より)
3G対応やGPS等の新機能によるコストアップを部品の値下がり分(とくにFlashメモリ)とサプライヤとの契約見直しなどでカバーし、さらに$53ドルの”おつり”が発生していることになります。
先日発表された料金プランの特別割引分(月額1,920円 x 24月=46,080円)がキャリア(=ソフトバンク)負担分(=アップルからの仕入れ値)と額面どおり受け取ると、アップルは大々的に”$199から”と宣伝しつつも、十分な利益を得ていると予想できます。
もっとも、今回は実際に「iPhone 3G」を分解しての分析ではなく、使われている部品の予想に基づいたもので、より正確な分析は実機が入手可能になる7月11日以降に発表されると思われます。
また、この分析はあくまで、”部品・製造コスト”についてであり、ソフトウェア開発・マーケティング・流通などのコストは含まれていないことも注意したい点ではあります。