iPod touchに対応したFMステレオトランスミッター「サンワサプライ PDA-FMT7BK」のレビューです。
iPod touchを購入してからは、それまで使用していたiPod miniを車専用として使っています。
しかしながら、メインで使っているiPod touchとiPod miniとの間でライブラリに違いが生じるなどして、次第に管理が面倒になってきました。
そこでついにiPod miniを引退(?)させる決心をし、iPod touchに対応したFMトランスミッターを入手することにしました。
第5世代対応=(イコール)iPod touch対応、ではなかった
実は今回レビューする製品の前に、「Belkin Components TuneFM for iPod 5G」をアマゾンで購入。”第5世代だから”、とよく確認しなかったのが悪かったのですがiPod touchでは使えませんでした。
開封済みだったので返品できるか考えていたとろ、たまたま知人がFMトランスミッターを探していたので譲ることになり事なきを得ました。
当たり前のことですが、アクセサリー購入の際は対応機種に”iPod touch”が明記されていることを確認するよう肝に銘じました。みなさんもご注意ください。
基本を抑えたFMトランスミッター
「サンワサプライPDA-FMT7BK」のスペックは、
- 液晶画面で周波数を設定。3つまでメモリーに保存可能
- エンジンに連動してiPodの電源をON/OFF
- Dockコネクタから充電しながら使える
- 76~90MHzの範囲で、0.1MHz刻みで調整可能
- 12V車専用
となっています。これらは基本的なスペックに見えますが、全てのFMトランスミッターが対応してるわけではないので(特に安価なものは)注意が必要です。
なかでも、周波数を保存できるメモリーはあると大変便利な機能です。
ノイズの少ない周波数は地域によって異なるので、ドライブの途中で急に雑音が多くなることがあります。
あらかじめメモリーに別の周波数を保存し、カーステレオ側にも同じ周波数を設定しておけば、ノイズが多くなった場合に少ない操作で他の周波数への切替ができます。
満足できる音質。自動ON/OFFは便利
音質は”ノイズのほとんどないFMラジオ”といった感じで、CDよりは劣るものの満足できるレベルでした。
以前iPod miniで使っていた”iTrip mini”は、指向性のようなものがあって置く場所や向きを選びましたが、そのようなこともありませんでした。
エンジンに連動した自動ON/OFFとは、
- エンジンを切ると音楽とiPod touchへの給電が停止。一定時間後にiPod touchはスリープ状態になる。
- エンジン始動と共に、iPod touchのスリープを解除し音楽をリジューム。手動での”ロック解除”無しで音楽の再生がスタート。
という機能で、カーステレオと同様にエンジンと連動し、iPod touchには触れずに音楽が楽しめます。
コードの長さは90cmで、前席からの操作には十分ですが後部座席までは届きませんでした。そのような使用を想定している方は注意が必要です。
スゴイ粘着力の滑り止めシート
ダッシュボード上に設置することを想定して、同じくサンワサプライから出ている『滑り止めシート(ホワイト)』を試してみました。
滑り止めシートというものを使用したことが無かったのですが、実際に使ってみてガムテープのようなその粘着力に驚かされました。
たとえばこんな置き方をしても落ちません(マネしないでください)。
粘着力が強いのでゴミやホコリが付着しやすく、貼ったり剥がしたりを繰り返すと粘着力が弱まりますが、水洗いをすると復活するそうです。
iPod touch用でなくても、携帯電話やそのほか小物の滑り止めとして車内で活躍しそうなアイテムです。
まとめ
基本的な機能を抑えていて音質も良いので満足しています。
メモリー機能の設定は分かり易く、しかもコードに説明が書かれたタグが付いているあたりも気が利いている、と思いました。(説明書をなくしても大丈夫です)
iPod touch用FMトランスミッターをお探しの方は、候補にいれておきたい製品ではないでしょうか?
商品名: 『FM トランスミッター PDA-FMT7BK』
コード長: 約90cm
メーカー: サンワサプライ
価格: オープン