3rdパーティ製のiPhone・iPod touch向けアプリは、「App Store」からダウンロード・インストールを行うことが発表されました。(元記事:Engadget)
今年6月にリリースされるSDKにあわせて、iPhone・iPod touch のファームウェアがv2.0にアップグレードされ、「App Store」アイコンが追加されます。
Wi-Fi iTMS のアプリ版
「App Store」は、iTunes Wi-Fi Music Store のアプリ版ともいえるもので、Wi-Fi-経由でアプリの購入・ダウンロード(インストール)を行う機能です。もちろんiTunesからも可能です。
予想はされていましたが、アプリケーションの流通は全てアップルを通して行われることになります。
アダルト、ウィルス、違法なもの、などのアプリの公開に対しては制限をかけるようです。VOIPについて質問があり、Wi-Fiに関してはアップルは制限するつもりが無い、との回等ありました。SIM Unlockアプリ等は当然ながらNGです。
アプリケーションの価格は開発者が決定し、3割をアップルが手数料・ホスティング料として徴収するそうです。価格を無料とすることも可能で、その際は手数料・ホスティング料がかかりません。(デモ版を無料で提供してライセンスキーを自社サイトから販売、とすればアップルに3割取られないで済みそうですが)
ファームウェアv2.0、iPod touchは有料
これらの機能はファームウェアv2.0として6月にリリースされる予定です。
”1月のソフトウェアアップデート”と同様に、iPhoneは無料、iPod touchは有料となるそうです。価格については”nominal fee”とし言及しませんでした。ただ、このアップデート自体を”収益の機会として考えていない”とのことなので、小額に抑えられると予想されます。
“アプリケーションのダウンロード販売”を独占的に行うことができる「App Store」は、アップルにとって利益率の高い収益源となるはずで、できるだけ多くのユーザに利用してもらいたいサービスとなるのではないでしょうか?