iOS 9で、時計がズレるという問題が一部で発生しているようです。
読者の方からの情報で気づいたのですが、iOS 9(または9.0.1)のiPhone・iPad・iPod touchで、内蔵時計がズレる場合があるようです。
通常は、iPhoneは携帯の基地局、iPad Wi-FiモデルやiPod touchはインターネット上のサーバーと同期し、正確な時刻を刻む仕組みになっています。
ところがiOS 9では、なんらかの理由で時刻を合わせる機能が働かないことがあり、徐々に時間がズレていくようです。
時計のズレを確認する方法
端末の時計がどのくらいズレているか(もしくは合っているか)は、情報通信研究機構の日本標準時のサイトで確認できます。
問題がない場合は、地域標準時との差の欄に「合っています」と表示。
ズレがある場合は、上記のようにズレている間隔と「進んでいます」または「遅れています」が、表示されます(例:「26.9秒 進んでいます」)
症状がみられる端末では、1日あたり3〜4秒のズレが累積していき、また遅れるのではなく進む傾向にあるようです。
iOS 9で時計が狂う問題の対処法について
結論からいうと、この問題が発生した場合、現状では解決する(根本から直す)方法は報告されていません(見つけた方はご連絡ください)。
アップルのサポートに問い合わせたところ、端末の再起動・設定のリセット・バックアップおよび復元を提案されました。
このうち一定の効果がみられたのは「バックアップと復元」で、一時的にズレが解消しましたが、その後また徐々にズレはじめているため、根本的な解決方法ではないようです。
ズレが大きい場合は、設定の「日付と時刻」>「自動設定」をオフにして、手動で時刻を合わせるという方法もありますが、これも徐々にズレていく心配があります。
アップルのサポートによると、同様の問い合わせは他にもあったそうで、問題として把握しているようでした。
iOSの不具合による現象であれば、早々にiOS 9.0.2のリリースがあるかもしれません。
原因および解決方法・回避方法が判明次第、お知らせしていく予定です。
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