「4次元」をインタラクティブに学べるアプリ「The Fourth Dimension」

数学に詳しいひとでない限り、「4次元」とはミステリアスで理解不能なもの、という印象しかないかもしれません。この『The Fourth Dimension App Store』は、そんな方のために4次元の世界をわかり易く解説したアプリです。

テーマはとても難しそうですが、やさしくユーモラスな語り口で説明をしてくれます。

ヘッドフォンの使用が推奨されているものの、臨場感が高まるだけなので必須ではありません。

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このアプリでは、いろいろな角度から4次元の世界を説明してくれます。

まずは、1次元の説明からはじめて、2・3・4と次元を増やしていくというアプローチ。

ユーザーの理解を深めるため、必要に応じてインタラクティブな仕組みが用意されています。

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2次元の正方形・3次元の立方体、それに相当する4次元の図形は「正八胞体」と呼ばれます。

長さの同じ直線を4つ合わせたのが正方形、その正方形を6つ合わせたのが立方体、その立方体を8つ合わせたのが正八胞体、ということのようです。

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この「正八胞体」を、3Dと4Dを切替えながら回転させて観察することもできます。

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次は「投影」を使って説明していきます。

3次元の立体を2次元に投影することを例に、4次元を3次元に投影するとどうなるかを解説。

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そもそも画面は2次元のため、視差を使って3次元(のように見せる)で表示する工夫もあります。

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「展開」を用いた解説。

立方体を切り開いて展開図にするように、「正八胞体」を展開するとどうなるか、をアニメーションで説明しています。

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アプリの最後まで進んでも、すぐには4次元のコンセプトがスッキリと頭に入った気がしないかもしれません。

そんな場合は、一晩寝て翌日また読み返すとよいそうです。

4次元に興味がある方、とくにあまり数学が好きではないという方におすすめします。

The Fourth Dimension App Store
ブック:5.4 MB
価格:¥360
開発:Drew Olbrich