アップルが、ソフトウェア・アップデート「iOS 8.0.1」の配信を開始しています。
日本時間の2014年9月25日午前2時頃、アップルが「iOS 8.0.1」の配信を開始しましたが、アップデート後に携帯電波の受信・Touch IDに不具合が発生することが判明。現在は配信が停止されています。
【2:27追記】アップデートを適用すると、電波が掴めなくなるという例が多数報告されています。
【2:30追記】Touch IDも使えなくなるとの報告あり。
【2:50追記】アップデート後、問題が出ていないケースもあり、影響の範囲は不明。
【3:22追記】アップルが8.0.1の配信を中止した模様。
【3:30追記】Twitterによるアンケートによると、iPhone 6および6 Plusでのみ問題が起きている模様。iTunes経由ではなく、OTAでのアップデートのみ問題が発生するとの報告あり。
【5:50追記】iOS 8.0.1→iOS 8.0の手順を追加(ページ下を参照)。
【18:00追記】アップルが、ダウングレード手順を記したサポート文書を公開
リリースノートによると、このアップデートには以下の機能改善およびバグの修正が含まれているとのこと。
- HealthKitのAppをApp Storeで入手可能にできるようにバグを修正
- ユーザがパスコードを入力したときに他社製のキーボードの選択が
解除されることがある問題に対処 - 一部のAppがフォトライブラリの写真にアクセスできない問題を
修正 - iPhone 6およびiPhone 6 Plusでの簡易アクセス機能の信頼性が向上
- SMS/
MMSメッセージの受信時にモバイルデータ通信が予期せず使用さ れることがある問題を修正 - App内課金に関するファミリー共有の“
承認と購入のリクエスト”のサポートが向上 - iCloudバックアップから着信音が復元されないことがある問
題を修正 - Safariから写真やビデオをアップロードできないバグを修正
このアップデートのセキュリティコンテンツについては、
小さな不具合の修正が大半を占めていますが、注目すべきはHealthKitのバグが修正されたことでしょうか。
よく耳にするWi-Fi関連の問題は、リリースノートでは触れられていません。
アップデートの適用は、
設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート
から行えます。
バッテリー残量が50%以上、または電源に接続されている必要があります。
【追記】iOS 8.0.1からiOS 8.0へ戻す方法
アップルが公式の手順を公開しています。そちらに従ってダウングレードを行ってください。
iOS 8.0.1を適用し、電波の受信・Touch IDの問題が発生している場合、以下の手順でiOS 8.0へと戻すことができます。(source: The Verge)
注:以下の方法は国内外のユーザーによって有効性が確認されていますが、状況を悪化させる可能性が無い訳ではありません。アップルからの正式な発表、または新たなアップデートの配布を待てる場合は、実行しないでください。
Step 1. 最新版のiTunesをインストールしたMac/PCを用意する
Step 2. iOS 8.0のファームウエアをアップルのサーバーからダウンロードする(約2GB)
Step 3. 設定 > iCloud > iPhoneを探す、をオフにする
Step 4. ケーブルでMac/PCに接続。iTunesでiPhoneのタブを選択。
Step 5. Macは「option」キー、Windowsは「Shift」キーを押しながら、「アップデートを確認」をクリックする。
Step 6. 「Step 2」でダウンロードしたファイルを指定。
以上でiOS 8.0へアップデートされ、元通りになるはずです。