Instagram(インスタグラム)がiOS向けにリリースしたタイムラプス撮影用のカメラアプリ『Hyperlapse from Instagram 』を、より便利に使うためのヒントを紹介します。
この『Hyperlapse 』は、はじめに動画を撮影し、それを加工して時間を短縮したタイムラプス動画を作る、というカメラ・アプリです。
実際に撮影された動画は公式の紹介動画をどうぞ。
通常タイムラプス撮影には三脚が使われますが、強力な手ブレ補正機能により、手持ち、さらには歩きながらでもなめらかな動画を撮影ができます。
動画をフレーム毎に解析するのではなく、ジャイロによってブレを補正しているらしく、時間およびバッテリーの節約も配慮されています。
歩きながらiPhoneの標準カメラで撮影した動画を短縮したもの(左)と、『Hyperlapse 』で撮影したもの(右)を比較したのがこちら。
使い方は一般的なカメラアプリと同様。
撮影を開始するにはシャッターボタンを押し、撮影後に再生速度を指定するだけでOK。
再生速度(短縮率)のデフォルトは6倍(1分の動画が10秒)。最大で12倍まで選択できます。
あとは右上のチェックマークのボタンをタップすれば手ブレ補正の処理が行われ、カメラロールに保存されます。
アプリの中からInstagramおよびFacebookへ投稿することも可能できます。
機能が絞り込まれたシンプルなアプリですが、見過ごしがちな便利な使い方があったので紹介します。
ヒント 1 、時間が無いときは「後で編集」
ジャイロによる手ブレ補正アルゴリズムにより処理時間が短縮されていますが、とりあえず撮影だけしたいときは「後で編集」することができます。
速度を選択する画面で、左上の「X」をタップすると、メニューが出てきます。
「後で処理」を選択すると動画がキューに入り、右下に溜まっている数字が表示されます。
時間のあるときに、この数字をタップすれば処理の続きを行えます。
ヒント 2、等倍(1X)で手ブレ補正カメラとして使う
本来は時間を短縮したタイムラプス動画を作るのが目的ですが、短縮せずに手ブレ補正カメラとして使うこともできます。
再生速度の選択で「1X」を指定すると、手ブレを軽減した動画を撮影できます。
ヒント 3、手ブレ補正前の動画をみる
実用的ではないかもしれませんが、手ブレ補正の効果を実感できる機能があります。
速度を指定する画面で、ボタン類以外の場所(例えば画面の真ん中)をタップしてホールドすると、手ブレ補正無しのプレビューをみることができます。
来月に公開される予定のiOS 8にも、カメラアプリに「タイムラプスモード」が搭載されていますが、強力な手ブレ補正がついているこのアプリの方が便利かもしれません。
無料かつユーザー登録等も不要なので、ぜひインストールしてお試しを。
Hyperlapse from Instagram
写真/ビデオ:10.4 MB
価格:無料
開発:Instagram, Inc.