iOSデバイス向けのアプリ『AirWeb – Web Browser for Apple TV 』は、Apple TVを使って大画面でWebサイト閲覧する際に便利なリモコン付きブラウザです。
Apple TVは、動画や写真をはじめとする様々なコンテンツを簡単にテレビで楽しむことができますが、どういう訳かネットの基本であるWebブラウザが搭載されていません。
会議やプレゼンなど大人数でWebサイトを閲覧するのに便利なのが、この『AirWeb 』というアプリです。
事前準備として、Apple TVとiOSデバイスが同じWi-Fiネットワークに接続していることを確認。
また、Apple TVの「設定」>「オーディオとビデオ」>「AirPlayオーバースキャンの調整」をオフにしておきます。
アプリを起動すると設定手順が表示されます。
その際に、コントロールセンター(画面下から上へスワイプ)を呼び出し、AirPlay(Apple TV)をタップし、ミラーリングをオンにすると、設定手順が消えて通常の画面に戻ります。
画面上のアドレスバーにURLまたはサイト名を入力して検索すると、Apple TVを接続したテレビに下のようにWebサイトが表示されます。
Apple TVにWebサイトを表示している間は、iOSデバイスの画面全体がトラックパッドの役目を果たし、画面に触れたところにカーソル(矢印)が表示されます。
カーソルをリンクやボタンに合わせて画面をタップすればクリックをすることができます。
Webサイトの閲覧履歴、ブックマーク(お気に入り)の機能があり、プレゼンなどの前にあらかじめ表示したいサイトおよびその順序に編集しておくこともできます。
右上のボタンで、Apple TVとiPhone・iPadのどちらにWebサイトを表示するのかを切替えることができます。
プレゼンの準備中や間違えて違うページを表示した際など、一時的にApple TVに表示したくないときに便利です。
Apple TVにWebサイトを出力している際のリモコン操作は、カーソルの移動だけでなく、豊富なジェスチャー機能が搭載されています。
画面のスクロールは2本指で行えるほか、画面をタップして3秒間ホールドすると「チルトスクロール」モードになり、デバイスを上下に傾けるだけで操作できるという機能もあります。
また、テキスト入力(日本語も可)に対応しており、テレビ画面にはキーボードを表示せずに、手元のキーボードで入力することができます。
このアプリを使わなくても、単純にブラウザの表示をミラーリングすれば表示することはできますが、
- デバイスの向きを返るとApple TV上の画面まで回転してしまう
- カーソルが表示されないのでどこをクリックしたのか分りにくい
- テキスト入力をするとキーボードで画面が埋まってしまう
など、あまり使い勝手がよいとはいえません。
このアプリを使えば、Webサイトをよりスマートにプレゼンできると思います。
AirWeb – Web Browser for Apple TV
仕事効率化:3.5 MB
価格:¥100
対応:ユニバーサル
開発:Christian Arild Strommen