「Nike+ FuelBand」がAndroid端末に対応しない理由

ナイキのリストバンド型活動量計「Nike+ FuelBand」が、Android端末に対応していない理由が掲載されていました。

「FuelBand」は、BluetoothでiOSデバイスに接続し、App Storeで配信されてる専用のアプリ上でアクティビティの記録・トレンド・共有などを行うことができます。

しかしながら、2012年に発売された初代「FuelBand」だけでなく、第2世代の「FuelBand SE」においても、対応デバイスはiOSのみで、Androidには対応していません。

この理由について、Nike Digital Sport部門のVPが、Pocket Lintのインタビューに対し、

市場にある200のAndroidデバイスにおいてBluetooth LE(Low Energy)が成熟しておらず、今のところAndroidではアプリの性能を十分に引き出すことができないと感じている

とコメント。

Android端末におけるBluetooth LEの普及・仕様が統一されていないことが原因のようです。

また、

Androidはデバイスのバリエーションが多過ぎるため、一貫した性能を提供することができない…  iPhoneではハードウェアが限定されており、OSに中身に深く踏み込んで可能性を探ることができる

とも述べたとのこと。

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しかしながら、ナイキは完全にAndroidを除外した訳ではなく、ナイキの目指す「ユーザー体験」を実現できるパートナーを探しているとのこと。

将来的には、メーカーまたは端末を限定した「Android対応」が実現するかもしれません。

第2世代の「FuelBand SE」は、11月6日(水)より国内でも発売されます。

【リンク】Nike FuelBand