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中国上海の携帯電話マーケットを見学してきました。

中国でも携帯電話の普及率は日本と同じように高く、上海で見かける人々はほぼ全員携帯電話を持っていようにさえ思えます。日本でよくみる大画面の折りたたみ式よりも、ストレートタイプの小型のモデルが人気のようです。

また日本のような機種代金の分割を含んだ長期契約ではなく、プリペイドのSIMを購入してチャージしながら使用するのが一般的なようです。

iPhoneは昨年10月から中国で発売され、その前から流入しているものを合わせると相当な端末数が存在するはずですが、街中ではたまに見かける程度で、普及しているというには程遠い状況です。

そんな上海に携帯電話のショップが集まった地区あると聞き、その様子をみてくることにしました。

中国を訪れるのは3度目ですが、中国語が全く分からないため、上海に住んでいたことがあり、また携帯マーケットに詳しい じゃんぼぉ氏( @jiangbo )にガイドをして頂きました。

今回見学した場所は、上海駅から程近い2つの商業施設(ビル)です。日本で言えばデパートのような建物の中に小さなショップが軒を連ねています。

1つめは「地平線通信市場」(写真上)という名のビルで、1階から5階まで携帯電話に関する店だけが集まっています。数えた訳ではありませんが、1フロアあたり30軒としても約150軒が営業している計算になります。

道路を挟んだすぐそばに、金ピカの派手な外装の「上海不夜城」があります。こちらの方が店員の愛想も良く店構えも小綺麗ですが価格は高いようです。

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地平線通信市場」では、フロアを上がるにつれて店員の態度が悪くなり・やる気がなくなっていく傾向があります。

上のフロアのショップは、下のフロアへ商品を卸す問屋的な店も多く、そのあたりも関係しているのかもしれません。価格も上に行くほど安くなる傾向にあるようです。

まず目に入ってくるのは、携帯電話の番号がギッシリと書かれた掲示板。ラッキー7や中国で縁起よい良いとされる「8」の連番は人気が高く、そういった番号はプレミア付きで販売されています。

揃った数字の数が増えると希少価値があがり、当然価格もアップします。写真にはありませんが3万元(約38万円)という番号もありました。

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店員が店先でトウモロコシを食べていたり、その子供が通路を走り回っていたりと、かなり自由(やりたい放題)な雰囲気が印象的です。

また、フロアの移動に使うエスカレーターの中には止まったままのものがいくつもありました。おそらく修理・メンテナンスを行っていないのでしょう。

通路にはゴミが散乱し、誰もそれを気にしいていないようでした。

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一口に携帯電話のショップといってもいくつかタイプがあり、

  • 正規新品・中古の携帯電話
  • 偽物・コピー商品
  • バッテリー・液晶パネルなどのパーツ
  • 修理・改造のサービス
  • SIMカード

などに分類できるようです(複合もタイプもあり)。

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中の様子を写真で紹介したかったのですが、偽物・コピー品も多く扱われているため、撮影できるような雰囲気はありませんでした。試しにある店で撮影許可を求めたところ断れました。

価格が表示されていることは稀で、いちいち店員に訪ねる必要があります。価格はもちろん向こうの言い値であり、交渉のスタート地点でしかありません。

外国人とみると高い値段を提示してくる可能性もあり、また値切るにはかなり高度な中国力が必要となります。冷やかしならともかく、買い物をするのであれば、現地人のガイドが欠かせません。

プリペイドのSIMは各キャリアのものが揃っており、使用できる期間などの条件によって種類もかなりあります。とりあえず試しに「中国聯通(China Unicom)」の最も安いSIMを購入してみました。

価格は150元(約1,900円)で、電話番号と100元分の通話・通信代が含まれています。通話は0.15元(約1.9円)/分、通信は0.3元(約3.8円)/Mbのチャージがかかります。

SIMロックフリー、またはSIMロックを解除したiPhoneであれば使用することができるようです。

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iPhone 3G・3GSのコピー商品を扱うショプもかなりありますが、一目でコピーと分かるものがばかりで、タッチパネルがほとんど反応しないなど、中身はかなり粗悪な出来映えでした。交渉をしていないので相場は不明ですが、言い値では400元(約5,100円)とのこと。

中国国内では未発売(見学時点では香港の発売前)のiPhone 4のモックを置く店がいくつかあり、海外から取り寄せ本物を取り寄せできるそうです

。USのSIMロックされたiPhone 4には、7,000元(約8,9000円)という値段がついていました。

お金さえ用意すれば彼らのネットワークを利用してどんなものでも手に入りそうな雰囲気すら感じされ、転売というと聞こえが悪いですが、需要と供給で価格が決まり自由にモノが流通する方が、むしろ自然なのかもしれません。

そのiPhone 4にも既にコピー商品が存在し、何種類か販売されていました。