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アップルが本日(現地時間10月1日)、iPhone SDKの利用の際に義務づけているNDA(Non-Disclosure Agreement)を緩和すると、発表しました。

Apple Developper Connectionに開発者に向けたメッセージを掲載、リリースされたiPhoneのソフトウェアに対するNDAを解除すると宣言しています。以下はその全文です。

To Our Developers

We have decided to drop the non-disclosure agreement (NDA) for released iPhone software.

We
put the NDA in place because the iPhone OS includes many Apple
inventions and innovations that we would like to protect, so that
others don’t steal our work. It has happened before. While we have
filed for hundreds of patents on iPhone technology, the NDA added yet
another level of protection. We put it in place as one more way to help
protect the iPhone from being ripped off by others.

However, the
NDA has created too much of a burden on developers, authors and others
interested in helping further the iPhone’s success, so we are dropping
it for released software. Developers will receive a new agreement
without an NDA covering released software within a week or so. Please
note that unreleased software and features will remain under NDA until
they are released.

Thanks to everyone who provided us constructive feedback on this matter.

開発者のみなさんへ

私たち(アップル)は、リリースされたiPhoneソフトウェアに対してのNDAを解除することを決めました。

NDA
を義務化したのは、iPhone
OSに多く含まれるアップルの発明や新技術を保護し、他者がそれを盗用することを防ぐためです。過去にそのような事例がありました。iPhoneの技術に
関して数百の特許を申請し、NDAでさらに強固に保護をしました。盗用されないようにするためのもうひとつの手段として。

しかしながら、
NDAは開発者、著者、その他iPhoneの成功に関わる人々にとって大きな足かせとなったため、リリース済のソフトウェアのNDAを解除します。今後1
週間程度で、開発者の皆さんへリリース済のソフトウェアを除いたNDAを送る予定です。リリースされていないソフトウェアおよび機能についてはこれまでど
おり、リリースされるまでNDAが適用されるのでご注意ください。

この件について貴重なご意見を頂きありがとうございました。

今回の発表では、リリースされていないiPhoneソフトウェア(iPhone OS)に関してはNDAの適用を続けるとしており、完全な”解除”ではありません。

これは、新製品へのヒントや将来追加される機能などがiPhone OSのベータやSDKに含まれていることがあり、それらの保護のためと思われます。

”撤廃”ではないものの、NDAによって開発に関する情報公開、情報交換できず、フラストレーションが溜まっていた開発者にとっては、待ち望んでいたニュースではないでしょうか。