
本日6月24日午前8時頃より、iPhoneのウォレットに「マイナンバーカード」の追加が可能になりました。
iPhoneのウォレットにマイナカードを追加することで、マイナポータルへ等へのログインやコンビニでの証明書発行の際に、物理カードの代わりとして利用できるようになります。
必要な物
- iPhone (iOS 18.5以降)
- 「マイナポータル」アプリ (Ver. 71.0.0以降)
- マイナンバーカード
- 券面入力用暗証番号 (数字4桁)
- 署名用パスワード (英数字6〜16文字)
ウォレットへの追加手順
ウォレットへの追加は、ウォレットからではなく「マイナポータル」アプリから行います。
アプリが最新にアップデートされていることを確認し起動。ホーム画面に表示される「追加を始める」をタップします。
追加したいマイナンバーカードの「券面入力用暗証番号 (数字4桁)」と「署名用パスワード (英数字6〜16文字)」を入力し、カードをiPhoneの背面上部にかざして認証。
実物のカードとの照合のために顔写真の撮影を行います。
問題なく進めば5分以内にマイナカードがウォレットに追加されます(筆者は即時でした)。
注意事項
- 物理カードと違い、住所・生年月日等が追加されたマイナカードの券面に表示されません。ウォレットのカード右上の「i」→マイナンバーカードの情報、から確認できます。
- iPhoneのマイナカードは、運転免許証の代わりにはなりません。運転する際は「マイナ免許証」の物理マイナカードまたは運転免許の携帯が必要。
- 午後7時30以降にウォレットへの追加を行うと、翌日8時以降に追加されます。
- マイナカードの追加は1人につき1台まで。新たにiPhoneにマイナカードを追加すると、別のスマートフォンからは削除。
- Apple Accountの「2ファクタ認証」がオンになっている必要があります。
- iOS 18.5以降に対応のため、現時点での対応機種は以下のとおり:iPhone 11シリーズ以降および iPhone SE (第2世代、第3世代)
現時点では、病院の窓口での提示やマイナ免許証に対応しておらず、物理カードの完全な置き換えとはなっていません。
とはいえ、マイナポータル等へのログインに暗証番号の入力なしにFace IDが使えるだけでも、かなり便利になったと実感できそうです。