
Appleが、WWDCでiPhone向けの次期OS「iOS 26」を発表しました。
これまでのOSのナンバリングでは「iOS 19」となるはずでしたが、今回より””西暦の下二桁+1″を採用。この変更はiOSだけでなく、iPadOSやwatchOSにも適用されます。
iOS 26の主な機能
-
「Liquid Glass」デザインの導入:
-
システム全体に透明感のある「Liquid Glass」素材を採用。iOS 7以来の約12年ぶりの刷新
-
ロック画面、ホーム画面、コントロールセンター、アプリのタブバー、アイコンに適用
-
ユーザーの動きに合わせて背景が動的に変化するアニメーション効果を追加
-
新しい壁紙オプションとカスタマイズ機能でパーソナライズを強化
-
-
Apple Intelligenceのシステム統合:
-
プライバシーを重視したオンデバイスAI処理を基盤に、システム全体で自然言語処理やコンテキスト理解を強化
-
ライブ翻訳:メッセージ、FaceTime、電話アプリでリアルタイムのテキスト・音声翻訳(日本語、英語、スペイン語など9言語対応、2025年末までにさらに言語追加予定)
-
ビジュアルインテリジェンス:カメラや画面上の画像を解析し、関連情報を提供(例:レストランのメニューから予約提案、商品画像からEtsyで検索)
-
コンテキストベースの提案:メールやカレンダーの内容を解析し、関連するタスクやイベントを自動提案
-
-
電話アプリの新機能:
-
通話スクリーニング:着信時に相手の要件を聞き、応答の優先順位を判断(スパム対策強化)
-
通話要約:Apple Intelligenceが通話内容を分析し、重要なポイントを履歴に記録
-
ボイスメモの統合:通話中にメモを録音・保存し、自動でタグ付け
-
-
メッセージアプリの拡張:
-
投票機能:グループチャットで質問を投げかけ、Apple Intelligenceが投票形式を提案(例:旅行計画の選択肢)
-
Image Playground:会話内容に基づくカスタム画像や背景を生成し、チャット内で共有可能
-
Apple Cash:グループチャット内での送金・請求機能(米国限定)
-
タイピングインジケータ:グループチャットで誰が入力中かリアルタイム表示
-
新しい絵文字とステッカーの追加、メッセージの視覚的カスタマイズ強化
-
-
Apple Gamesアプリ:
-
新しいゲーム管理アプリを導入、App Storeのゲームを一元管理
-
プレイリストや進行状況の同期、友達とのマルチプレイヤーゲームの簡易接続
-
-
カメラと写真アプリの改良:
-
カメラアプリ:新しいUIで直感的な操作性向上、ナイトモードやポートレートモードの精度向上
-
写真アプリ:デザイン刷新、AIによる自動分類(例:人物、場所、イベントごとのアルバム作成)
-
空間ビデオ対応:3D壁紙やAR体験向けに空間ビデオを活用
-
-
CarPlayのアップデート:
-
ナビゲーションの改良:リアルタイムの交通状況反映と代替ルート提案
-
Apple Intelligence統合:音声コマンドで目的地の詳細情報(例:レストランのレビュー)を表示
-
-
Apple Musicの新機能:
-
パーソナライズされたプレイリスト生成:ユーザーの最近の行動や好みに基づくAI提案
-
空間オーディオの強化:対応コンテンツでの没入感向上
-
-
マップアプリの強化:
-
詳細な3Dマップの拡張(日本を含む主要都市で利用可能)
-
オフラインマップの自動更新と、より正確な徒歩ルート案内
-
-
ウォレットの機能拡張:
-
Apple PayのUI改善、トランザクション履歴の視覚化
-
非接触型ID認証のサポート拡大(対応地域・サービスによる)
-
-
アクセシビリティの向上:
-
音声制御の改善:Apple Intelligenceによる自然言語コマンドの認識精度向上ビジュアルアシスト:弱視ユーザー向けに高コントラストモードや拡大表示のカスタマイズ強化。
-
-
プライバシーとセキュリティ:
-
Apple Intelligenceの処理はオンデバイスまたはプライベートクラウドで実行、データ保護を徹底
-
App Storeの透明性強化:アプリのデータ使用状況をより詳細に表示
-
対応デバイスはiPhone 11以降となり、iPhone XS、XS Max、XRが対応から外れることになります。
iOS 26の開発者向けベータは本日2025年6月10日より提供。7月にパブリックベータ、正式リリースは今秋を予定。