iPhoneで離れた部屋を遠隔監視できる「Air Cam Live Video」 – 今日のアプリ第298回

Air Cam Live Videoペットを飼っていたり赤ちゃんがいる家庭では、離れた場所いると様子が気になることがあります。

Air Cam Live Video

ひとによっては、水槽の熱帯魚を別の部屋から眺めたい、という場合もあるかもしれません。

そのような時に、PC/MacのWebカメラと今日のアプリ『Air Cam Live Video
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』を使えば、iPhone・iPod touchで離れたところから様子を確認することができます。

正式にはサポートされていないものの、3Gネットワーク経由の接続も可能で、外出先から室内を監視することもできます。

このアプリはPC/Mac側のクライアント・ソフト(無料)とWebカメラ/iSightが必要です。システム要件を確認してから購入しましょう。

クライアントソフトは、開発元のSenstic社のサイトからのダウンロードできます。

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クライアントソフトをインストールし、”Video Device“および”Audio Device“のプルダウンからカメラと音声の入力を選択します。

下のようにカメラからの映像が表示されればOKです。

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クライアントソフトへのアクセスにパスワードを設定することが可能です。特に3Gネットワークを使って外部からの接続をする場合は、必ずセットするようにしましょう。

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アプリを起動し、”Connection“で接続の設定をします。

同一のWi-Fiルータ経由での接続は特に設定をする必要はありません。とくにMacの場合はBonjourで自動的に認識されたMacを選択するだけで接続されます。

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Wi-Fiルーターが無い場所でも、”Ad-Hoc 接続“で、直接PC/Macと接続することも可能です。詳しくはアプリ内のヘルプを参照してください。

また、外出先からの3Gネットワーク経由の接続はルーターの設定を変更し、TCP:1726を開ける必要があります。

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接続に成功するとPC/Macからの映像がiPhone・iPod touchで確認できます。

音量・フレームレート・画像と音声の優先度などをスライドコントロールで設定することが可能です。

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本体と横に傾けると全画面表示になります。

タイムラグがあるものの、Wi-Fi経由でのフレームレートは十分です。

音声にも対応していますが、途切れ・遅れが酷くあまり実用的でありません。”おまけ”程度に思っておいた方がよさそうです。

3G経由ではフレームレートがかなり低くなりますので、動きのあるものの監視には向かないかもしれません。

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離れた場所の様子がリアルタイムで観れるというのは、実際に使ってみると結構感動するものです。

しかしながら、PC/Macを常時オンにしておく必要があり、また信頼性も未知数なのでえ、本格的な遠隔監視用途に利用するには注意が必要です。あくまで簡易的な用途にとどめて置いたほうがよいかもしれません。

タイトル Air Cam Live Video
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カテゴリ App Store > 写真
開発 Sentic
対応機種 iPhone・iPod touch
価格 900 円 レーティング ★★★★☆