新Apple TVは「32GBと64GB」のどちらを買うべきか

新しい「Apple TV」はどのモデルを購入すべきか考えてみました。

新Apple TVには、機能は同じで容量(ストレージ)のみが異なる2つのモデルがあります:

  • 32GBモデル:19,872円(税込)
  • 64GBモデル:26,784円(税込)

これから予約をする人も多いと思いますが、どちらのモデルにすべきか、判断のポイントをいくつか考えてみました。

App Storeへの対応

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新しいApple TVはApp Storeに対応しており、アプリをダウンロードして楽しめることが、最大の特徴です。

そのため、ゲームをはじめとするサードパーティ製のアプリが続々とリリースされることが予想されます。

基本的に多くのアプリをインストールするのであれば、より多くの容量が必要になります。

アプリのサイズは最大200MB

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iOSデバイスのアプリ、とくに大作ゲームなどは1GBを超えることも珍しくなく、容量が大きいに越したことはありません。

しかしながらApple TVでは、アプリのサイズが最大200MBに制限されており(*1)、それを超える場合は必要に応じて追加でダウンロードし、キャッシュに保存するという仕組みになっているようです。

よって多数のアプリを入れても簡単に容量が一杯になることはなく、iOSデバイスよりも少ない容量で十分足りる可能性があります。

(*1)その後、サイズ制限は200MBから4GBへと緩和されました。

写真や動画を撮るわけではない

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iPhoneのユーザーの中には、容量のかなりの部分を写真や動画が占めている、というひとが少なくないと思います。

当然ながら、Apple TVでは写真や動画を撮影できないので、そのための容量も不要です。

Apple TVはLAN/Wi-Fiが前提

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通信環境が不安定なモバイルと違い、Apple TVはLANまたはWi-Fiの安定した広帯域のネットワークに常時接続されています。

iPhoneの場合は接続が低速またオフラインになることがよくあるので、コンテンツをなるべくローカル(本体内)に保存しておいた方が便利です。

一方、安定したネットワークが使えるApple TVは、コンテンツをオンデマンドでダウンロードすればよく、それほど容量が必要ないと考えることもできます。

容量の違いはレスポンスの違い?

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上記のアプリサイズの制限や、オンデマンドなコンテンツのダウンロード、を総合すると、Apple TVではキャッシュの仕組みがうまく使われていると予想できます。

64GBモデルの方がより多くのアプリをインストールできると同時に、余ったスペースをキャッシュとして利用できます。

キャッシュが大きい方がヒットする(ダウンロードを省ける)確率が上がり、その分レスポンスが良くなります。

逆に言えば、レスポンスさえ気にしなければ、32GBでも問題ない可能性もあります。

差額で買えるコンテンツを考える

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基本的に機能が同じだとすれば、あえて32GBを選択し、差額分の6,912円をコンテンツの購入に使う、という考えかたもできます。

120円のアプリなら57本、HD画質の新作映画なら13本レンタルできます。

より多くのアプリ・コンテンツがあった方が、Apple TVを楽しめると思います。

まとめ

筆者としては32GBで十分な気がしていますが、得てして「使い方による」ものですし、「使ってみないと分からない」ものです。

また、予算が許すのであれば「大は小を兼ねる」が鉄則であることは、いうまでもありません。

上に挙げたポイントが、予約するモデルを決める際の参考になれば幸いです。

【リンク】Apple公式サイトでApple TVを注文