isupply_ipad_mini_bom_0.jpg

IHS iSuppli社が、発売されたばかりの「iPad mini」の部品構成を分析し、部品コストをUS$188(約15,100円)との調査結果を報告しています。[source: AllThingsD

発表された分析によると、iPad mini Wi-Fiモデルの部品・製造コストは、

  • 16GBモデル:$188.0 (約15,100円)
  • 32GBモデル:$203.5 (約16,400円)
  • 64GBモデル:$234.5 (約18,900円)

と見積もられています。

よって単純に計算すると、iPad miniのマージンは16GB・32GB・64GBでそれぞれ、43%・53%・56%となります。

もちろん、これらのコストは部品・製造の原価のみ計算したもので、研究開発・ソフトウェア・マーケティングやその他間接費用などは含まれておらず、単なる数字でしかありません。

より興味深いのは、先日の第4・四半期の業績発表でアップルCEOのティム・クックが、

iPad miniはコストが高く、グロスマージンはアップル製品の平均よりも低い

とコメントしていることです。

しかしながら、これまでのiPad(Wi-Fiモデル・16GB)を部品コストで比較すると、

  • iPad:54%
  • iPad 2:41%
  • iPad 3:37%
  • iPad mini:43%

となり、必ずしもiPad miniのコストが高い訳ではないようにみえます。

プロセッサーも既にあったものを流用していますし、iPad miniには他に特別な費用が発生しているのでしょうか。

また、iPad miniと競合する他の7インチタブレットと比較すると、

  • iPad mini (16GB):43%
  • Nexus 7 (16GB):33%
  • Kindle Fire HD (16GB):17.1%

となります。

アマゾンは端末から利益をあげるつもりはないと公言しており、グーグルもアップルほど利益を上乗せしていないことがわかります。

価格で競争をしないことを決めたアップルは、iPad miniから健全な利益を上げていると考えられ、端末を売ることによるアプリ・楽曲の販売増も加味すると、売れば売るほど収益が上がることが予想できます。