
米アマゾンが、iPad向けに電子書籍リーダーアプリを開発していることが明らかにしています。[source: Amazon ]
同社は電子書籍コンテンツおよびその専用のリーダー「Kindle」を販売しており、「iPad」および「iBookStore」で電子書籍市場に本格的に参入するアップルと直接競合するポジションにあります。
米アマゾンは電子書籍市場でアップルに先行するものの、昨年よりiPadを意識したと思われる動きを加速させており、昨日公開されたMac
OS向けのKindleブックリーダー「Kindle
for Mac」もその一環と考えられます。
そのニュース・リリースのなかで、
… Kindle books can now be read on the Kindle, Kindle
DX, iPhone, iPod touch, BlackBerry, PC and Mac, and soon the iPad …
Kindleの電子書籍は、Kindle, Kindle DX, iPhone, iPod touch, BlackBerry, PC and Mac, そして間もなくiPadで読むことができます。
と、iPad版の開発について触れ、iPad発売後の早い時期に「Kindle for iPad」がリリースされる可能性を匂わせています。
競合するハードフェア向けに対応リーダーアプリを開発することは、一見するとアマゾンの利益に反するようにも思えますが、ハードウェアよりも電子書籍の販売をメインのビジネスと捉えれれば、当然の動きといえるかもしれません。