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米アマゾンが、来月発売予定のiPad向けに「Kindle for iPad」を無料で公開することを正式に発表しています。 [source: Amazon ]

米アマゾンは電子書籍コンテンツを販売する「Kindle Store」で他社に先行、専用のデバイス「Kindle」の販
売で市場を牽引してきましたが、アップルが「iPad」および「iBookStore
で本格的に参入するため、その動向が注目を集めています。

先日お伝えしたとおり、米アマゾンはiPad向けのKindleリーダーの開発を公にしていましたが、今回スクリーンショットとともにiPadを含むタブレット型デバイス向けのリーダーを無料で公開することを発表しています。

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搭載される機能は、

  • Whispersyncに対応
  • デバイスに合わせたサイズ・外観・操作性を実現
  • バックグラウンド・フォントサイズの変更が可能
  • アプリ内でスクリーンの明るさを調節(?)
  • ページめくりのアニメーション (オン・オフが選択可)

などが挙げられています。

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なかでもWhispersyncは、読み途中の場所・ブックマーク・メモ・ハイライトなど読者が利用するデバイス間で同期を可能にし、例えば家でiPadで読んでいた本の続きを、電車の中でiPhoneを使って読む、といったことが実現されます。

アップルとアマゾンは電子書籍市場を巡りは競合関係にあるため、アップルの承認が降りるのかどうかについても注目がされています。

しかしながら、アマゾンが今回公式に発表を行ったことで、公平な審査プロセスを謳うアップルとしては、アプリそのものに不備が無い限り承認せざるを得ないのが実情といえます。

気になる公開のスケジュールですが、おそらく開発そのものは終了し、iPadの発売と同時に公開するための期限(3月27日)には間に合わせることが可能ななずですが、アップルがiPadの実機をアマゾンへ貸出ししているとは考えにくく、十分なテストを行うためにはグランドオープニングから若干遅れてのリリースとなる可能性が高いと思われます。

両社の動向は国内の出版業界へ与える影響も多きく、しばらくは目が離せない状況が続きそうです。