【レビュー】日常のスナップからアートな作品まで・撮影のコツとヒントをまとめた『iPhoneカメラライフ』

03/07/2010

ビー・エヌ・エヌ新社より先日発売された、iPhoneのカメラの使いこなし術・楽しみ方を紹介した『iPhoneカメラライフ
』を評価用に頂きました。

iPhone 3Gの画素数が2メガ、iPhone 3GSでも3メガピクセルと、決して高性能でないiPhoneのカメラを使い、日常のスナップ写真からアートな作品の撮影まで、幅広くカメラライフを楽しむユーザーが増えているようです。

実際に最近では、iPhoneで撮影したとは思えないような作品をTwitterやブログなどで見かけることも多くなりました。

この『iPhoneカメラライフ』は、iPhoneのカメラで撮影する際のコツやヒントを作例とともに解説。これからiPhoneのカメラを本格的に使いたいと思っているユーザーや、より使いこなして撮影スキルをワンランク上げたいひとに向けたガイドブックです。

「Part 1」では、iPhone 3G/3GSのカメラの特徴といった基本からはじまり、雰囲気のある人物写真やおいしそうな料理の写真などを撮るコツを紹介。

「Part 2」はアプリや構図などによる豊かな表現方法について解説。蜷川実花や本城直季などの写真家風の作品を作るためのヒントが載っています。

App Storeに数え切れないほどあるカメラアプリの中から、20本を厳選して解説したのが「Part 3」。

ランキングなどでは探しにくい隠れた定番のアプリなども紹介され、撮影の幅が広がりそうです。

普通の写真に飽き足らず、もっと面白い作品を撮りたい方は、iPhoneで使える外付けのレンズ・フィルターを解説した「Part 5」が役立ちます。

作例とともに紹介されているので、レンズ・フィルターの効果が分かりやいと思います。

カメラの技術・用語に詳しくない人でも理解・実践できる内容になっており、読んでいるとすぐに試したくなってきます。

また、収録されている写真・装丁が美しく、写真集のようにパラパラと眺めるだけでも楽しむことができます。

iPhoneでのカメラライフを、より充実させたい人におすすめします。