「iPhone OS 3.0」は6月17日リリース〜コピペ、MMS、テザリングなどに対応

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WWDC基調講演で、iPhone OSの新バージョン「iPhone OS 3.0」が、MMSやテザリングに対応し、6月17日にリリースされることが発表されました。

これまでに明らかにされていた、コピーペースト、プッシュ通知、ボイスメモ、Bluetoothのステレオ対応といった機能に加え、以下のような新しい機能が発表されました。

MMS(マルチメディア対応のSMS)

SMSに写真・ビデオなどのマルチメディアを添付ができる機能。先日のソフトバンクのメンテナンス終了日とリリースが同じなのは偶然ではなかったのかもしれません。

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インターネットテザリング

iPhoneの回線を使い、PC/Macをネットに接続する機能。USBで接続、またはBluetoothでワイヤレスで利用が可能。残念ながら、対応するキャリアのリストにソフトバンクがありませんでしたが、有料のオプションなどで今後提供されることを期待します。

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Find My iPhone

iPhoneを置き忘れた・紛失した際に、場所を確認したり、リモートでデータの削除ができる機能。MobileMeの購読が必須のサービスで、デバイスの位置を地図で表示。遠隔操作でアラート音を鳴らし、近くにいる人へ知らせることも可能。

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Turn-by-Turnナビゲーション

これまで開発することが制限されていた、Turn-by-Turn(曲がり角を指示するナビゲーション)のアプリの開発が可能になりました。ナビゲーションステムのTomTomが、音声案内付きのアプリをデモ。フロントガラスに設置するためのアダプターも披露していました。

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高速化したSafari

Safari(ブラウザ)を高速化。SunSpiderのベンチマークで約3倍のスピードという結果。ユーザー名・パスワード・連絡先に登録された住所のオートフィルに対応。

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Mapサービスのアップデート

新しくなったマップサービスで、Googleマップを簡単にアプリへ組み込めるように。

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Peer-To-Peer接続

BluetoothのPeer-To-Peer機能で、端末同士の通信が可能。ゲームの対戦、アドレスの交換といった用途に使えそうです。

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iPhoneのユーザーは無料、iPod touchは$9.95(予想価格1,200円)でアップグレードを提供されます。

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