多機能の表計算アプリ｢SpreadSheet｣ – 今日のアプリ第265回

10/10/2008

「iPhoneを使うようになってからノートパソコンを持ち歩くことが減った」という声をよく耳にします。

これまで、”なにかあった時ににPCがないと困る”という、なかば脅迫観念に駆られて重いPCを持って歩いていた人が、”iPhoneがあればなんとかなりそう”、という安心感を持てるようになったのでしょう。

そんな頼もしいiPhoneですが、やはり完全にPCに置き換わるわけでもなく、”これができたらなぁ”、と思うこともままあります。

私の場合、そのひとつが表計算でした。

そこで今日は、標準的な表計算ソフトの機能をほぼ網羅した『 Spreadsheet
』、を紹介します。

見た目、操作方法がエクセルなど似ており、違和感なく使い始めることができると思います。

標準的な関数はほぼサポートされています。画面下のメニューにある”fx”ボタンで呼び出すことができます。

セルのスタイル、サイズ、色などを変更することも可能で、かなり細かな設定ができます。

非常に便利なのが、カット、コピー、ペーストが使える点です。セル、行、列単位でのコピー＆ペースとも可能。削除やクリアといった操作も簡単に行えます。

ワークシートは名前を付けて複数保存することが可能です。

XML形式でメールに添付して送信することができますが、現在ファイル名が日本語の場合に動作しない不具合があります。ワークシート名は英数字のみにしましょう。（バグレポートを上げておいたので、今後改善されるかもしれません）　

既知の問題として、MacのMailソフトでワークシートが添付ファイルとして認識されないことがあるようです。Windowsメール、　Outlookなどでは問題なくファイルを開くことができました。

このバージョンではワークシートのインポート機能がなく、あくまでメモ的に使う用途に限られそうです。 (iPhoneでの入力に抵抗がなければ、かなり本格的に使うことも可能ですが)

機能、操作ともに他の表計算アプリを大きく差をつける仕上がりで、現在のところ、このアプリがナンバー１なことは間違いありません。